柴山壽子の家相コラム第二回目となりました。
今回から家相について少し詳しくお話ししていきましょう。

家相学には様々な決まり事があります。
建物の重心(中心)から観て各方角にどんなお部屋があるのか、どんな建物の形なのかで吉凶を判断していくのですが、
その方角の中でも最も重要視されるのが『東北』です。
別名、鬼門(きもん)や表鬼門(おもてきもん)と呼ばれています。

家相を知らなくとも、鬼門という言葉は聞いたことがあるでしょう。
自分にとって縁起の悪い場所や、自分の苦手な人や物事を『どうもあの場所は鬼門だ』等と言いますね。

鬼の門ですから、名前からしていいイメージはありません。
昔から邪悪なものが入る方角といって忌み嫌われてきた方位です。
発祥地である中国では、昔「匈奴(きょうど)」という騎馬民族の襲来を繰り返し受けていました。その匈奴がくる方向が「東北」であったと言われています。
あの有名な万里の長城も、この匈奴から国を守るために作られました。
それだけ「東北」からの侵入者を恐れていたのがわかります。

日本にもこの思想が入り都市計画にも用いられました。
京都御所の東北にある「猿ヶ辻」は鬼門避けのために角を欠けさせて神のお使いの猿を祀っていたとされています。
平城京、平安京も鬼門の方角に神社仏閣を配置していますし、江戸城の東北には上野の寛永寺、永田町の日枝神社、平将門を祀る神田明神も鬼門封じとして配置しています。

また陰陽説から考慮すると、東北は物事が終わり始まる位置で「変化」という意味をつかさどる方角です。
この「終わり、始まる」という重要な位置を先人は大事な方角として扱ってきたのです。

ちなみに方位学では東北は艮(うしとら)といわれる方角になります。
丑と寅・・・うしとトラ、
ですからこれを象徴するように鬼の姿はウシの角にトラ柄のパンツだと言われています。
柴山壽子の家相コラム 2014年4月家相のここが大事!表鬼門編

さて、この鬼門という方位には

  • 玄関
  • 台所
  • お風呂やトイレなどの水回り

これらを配置してはいけないとされています。
この中でも特に玄関これは要注意です。

方位学、家相学にとっての艮=東北は、

  • 家族
  • 組織
  • 相続、後継

そして何といってもこの方位には『財運』これがあるのです。
これらをつかさどっている鬼門に玄関、台所やトイレなどがあると、家族運や相続、そして財運に恵まれなくなるとされています。

またこの方位の特徴として「一家の主」に出やすいとされています。
●後継者が育たない
●後継ぎがいない
●子どもに恵まれない
●減給が続きリストラになる
●じわじわとお金がなくなってくる
●お金が貯まらない

などが顕著に表れます。

建築学から考えてみても東北は「寒さと湿気」に問題がある方位です。
日当たりが悪く湿気がある方位なので水回りがあるとカビが発生しやすく、結露の問題もでてきます。
また寒い方位なので肌を露出するトイレやお風呂場は適していません。
風呂場やトイレは換気のために窓を設置している家がほとんどだと思いますが、ヒヤッとした冷気が窓から入ってくるので冬場は特に体に負担がかかります。
高齢者の方や高血圧の方、心臓の弱い方は特に注意が必要です。

そういう意味でも「鬼門」は現代にも当てはまると言えます。