2011年11月のコラム

みなさんこんにちは、11月のコラムを担当させて頂きます柴山です。

今年も残り2カ月となりました。1年あっという間ですね。
私は設計士、柴山先生のアシスタントとして現場に行く機会も多く、親族しか見られないような「舞台裏」とでも言いましょうか、「家の中の樹海」をよく見させていただいております。

入ると二度と出られない富士の樹海から、私は、何が入っているのか片付けた人でもわからない、一度片付けてしまうと二度と見つけられないような収納場所を「樹海」と呼んでおります。

「収納場所が足りないんです、もっと増やしたい」とよくお客様から聞きます。

1111a.jpgしかし実際お宅を拝見すると、収納が極端に少ない古いマンションや戸建て以外はある程度の収納面積が確保されている場合がほとんどです。
「何故足りないと思うのか」それは「物が多すぎるから」です。
収納は大きければ良いわけではありません。
無意味に大きくしても物が増える一方だと思います。
「足りなくて困るわ」とおっしゃる前に、まずは自宅の中の「不用品」を見直してみましょう。
年末までまだ時間がありますから、お休みの日を利用して一度に全部ではなく、1週ずつ小分けにお掃除していきましょう。

 

お掃除、というよりは「整理期間」です。家の中の樹海を徹底的にチェックしましょう。

①主婦のお城、キッチン。

このエリアでは吊り戸棚が樹海化の可能性があります。
吊り戸棚は普段使用しないキッチン用品が入っていると思いますが、何年も使用していない用具はありませんか?お祝いのお返しでいただいたお盆やお皿、お鍋など「後で使おう」としまい込みそのまま数年経過していないでしょうか?
「あ、こんなの持ってたんだ!」なんて事もあり得ます。
使って初めて価値のある物をしまい込んでは何の意味もありません。
また保存食品(缶詰や乾物品など)の賞味期限もきちんと確認して下さい。気が付いたら賞味期限が切れていたという事もあります。
その他、床下収納庫、パントリー、ウォールキャビネットの上部、下部も要チェックです。
また冷蔵庫、冷凍庫もしっかりチェック、整理整頓しましょう。
キッチンは意外と時間がかかります。1日ゆっくり時間をかけて整理してください。

②納戸、押入れ、クローゼット、タンス

この中もこの際、思い切って整理整頓してみましょう。
女性の方は特に衣類で場所を取られていると思います。
「昔購入した今は着ないブランドの服」「着られないけど気に入っている服」「痩せたら着たい服」、これらは全て着られない服(着ない服)なのです。
洋服の整理は「着られる」「着られない」という分け方では、上記のような実は着られない服も「着られる服」に入ってしまうのです、不思議ですね、着られないのに。
上手に「仕分け」をしないと着られない服ばかり持っている事になります。
高かった、安かった、など頭から切り離し、まずは洋服を4種類に分けて見て下さい。

① 恋人(大好きな服でよく着用している服、使用頻度が最も高い服)
② 友人(恋人ほどではないが頼りになる、使用頻度が高い服)
③ 顔見知り(ほとんどお目にかからない服、ほとんど着用しない服)
④ 他人(あ、いたの?程度の服。何年着ていないかわからない服)

このように分けると①、②をよく使用し、③、④はほとんど着ない服だという事がわかります。そして持っている服の量に対して着まわしている服が意外と少ないことに気が付くでしょう。つまり③、④の服がクローゼットをいつもパンパンにしている樹海化の原因だったのです。
基本的に1年以上着ない服はその後も着ないと考えましょう。着る服は必ず1年以内に袖を通しているはずです。
「痩せたら・・・」などと考えていても、きっと痩せたら新しい素敵な服を欲しくなるはず、ここで③、④を思い切って処分しましょう。ただ捨てるというのは勿体ない・・・そこで私は売ったり、サイズが合えばあげたりしています。また自分の服を見直すことによって買い物をする時にも自分のクローゼットがすぐに思い出せます。衝動買い予防にもなるのです。この作業時にもし時間があれば、悩んでいる服を実際着てみることをおすすめします。「昔は似合ったのに」「やっぱりデザインが古い」など目でみる事によって踏ん切りがつきます。

服も持っているだけでは意味がありません。着て初めて価値があるのです。

年末前の整理整頓、毎週1回やれば12月にはスッキリします。
服の整理でご紹介した①~④の仕分け方法は、靴箱や会社の机の中、こども部屋などにも活用できます。

家の中はすべて、住んでいる人の鏡です。
性格から考え方まですべてが写し出されます。
家中の整理整頓で気持ちも頭もスッキリさせて新しい年を迎える準備をしましょう。